家事ラクにするための間取りの工夫とは?

まだまだ先の読めないコロナ禍。家時間が増えるのはうれしいですが、おのずと家事に費やす時間も増えるのが困りもの。


またご夫婦で分担していた家事も、ご主人が出社して奥様がテレワークの場合、「なぜ家にいるのに家事ができないんだ」と理不尽にクレームをつけられて困っている、といった話も聞きます。


いずれにせよ家事ラクであるに越したことはありません。そのためにはまず動線を見直して、リフォームで生活を立て直してみましょう。




■家事ラクになる動線ってどういうもの?



家事動線とは、料理や洗濯などの家事をこなすために移動するルートを示します。

洗濯を例に挙げれば、洗濯をする→洗った衣服を干す→乾燥したら取り込む→畳む→しまう、という一連の流れが洗濯動線ということになります。


動線は一直線あるいは回遊できるなど、最短であるのがベスト。

ただしやっかいなのは、家事は洗濯だけではなく、料理やそうじ・かたづけなど、さまざまな要素があるため、複数のルートが存在するということです。このルートが交わったりぶつかったりすると、家事がスムーズに進みません。

家事ラクな動線をめざす上では、総合的に生活を見直して計画を練りたいものです。




■家事動線ってどうやって見直したらいいの?

家事動線を見直す上で、まずは今の住まいの平面図に、現在の家事動線を書き込んでみるとよいでしょう。料理・洗濯・そうじ・かたづけなど、行為によってペンの色を変えて書き込んでみると、どこでぶつかっているのか、どこでムダが生じているのか、わかりやすくなります。


大切なのは、家族全員の生活動線を考えつつも、決定権はその場所を最も利用する人に託すということ。全員の要望を平等に聞いていると、平行線をたどるばかりで決まらない、というケースも往々にしてあります。


見直す上で留意したいのは、重いものを運ぶ距離を短くすること。たとえば買い物帰りに玄関や勝手口からパントリーに直行できたり、濡れた洗濯物を物干し場まですぐにもっていけるような動線です。


また洗濯物は、あちこち歩き回ってしまうのは大変。共用のウォークスルークローゼットをつくって動線兼用としたり、歩きながらしまえるようなルートを考えてみるのも手です。



キッチンはアイランド型の回遊動線が人気ですが、壁付けのキッチンよりもスペースが必要になるので、面積的な余裕と合わせて考えたいもの。キッチン自体はアイランドでなくとも、建具や間取りの工夫で回遊動線はつくれるので、迷ったらプロにしてみましょう!



収納スペースのつくり方も大切です。次に使うことを考えて「使う場所のすぐそばにつくる」ことを心がけましょう。掃除機などの家電は毎回組み立てるのは時間のムダなので、組み立てた状態で収納することを前提として、動線だけでなく、高さや奥行きの寸法も考慮しましょう。




■家事ラクになると、暮らしが豊かになる



毎日、家事に充てていた時間をちょっとずつ減らし、それを積み上げれば相当な時間が自由になります。動線を見直すことで、これまでやりたくてもあきらめていたことができるようになるのです。


動線計画には教科書はなく、そのご家庭ごとに異なります。子育て世代とひと口に言っても、お子さんの人数や年齢、ライフスタイルで動線計画は大きく異なってくるので、経験豊富なプロの意見を仰ぎましょう。


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