家事といえば水まわり。子育て中のお母さんには、料理、洗濯だけでなく、お子さんの入浴の世話もありますよね。したがってキッチン、洗面・浴室といった水まわりをいかに使いやすくするかが、家事の時短につながります。さらには常に目配りができたり、お子さんのケガを未然に防ぐ安全性も欠かせません。
今回は安心と時短をテーマとした水まわりリフォームのコツを紹介します。
■キッチンは対面式にすると安心!
子育て世代にとって、キッチンといえば対面式。
リビング・ダイニングの様子が一望できるオープンスタイルなら、調理をしながらリビングで遊ぶお子さんの様子を見守れます。
また前面にカウンターを造作すると、お子さんの作業や勉強を見守れて、自然とコミュニケーションが生まれます。朝の慌ただしい時間帯でも配膳・片付けがラクというメリットも。
オープンな対面式キッチンで注意したいのは、お子さんがお母さんのそばにいたくて調理中に入ってきてしまうこと。赤ちゃんならベビーゲートの設置がおすすめです。
ただ子育てにとってお手伝いは大切ですので、大きくなった時のことを見据えて、IHコンロを採用し火傷や火事の心配を軽減しましょう。
お子さんやご主人とキッチンに立つ場合は、すれ違えるように通路幅を最低1mは確保するのがポイントです。
■お風呂や洗面台も安全で使いやすいものを!
お風呂は小さいお子さんにとって、水の事故が発生しやすい場所。
まずお風呂については、すべりにくい床材がマスト。浴槽も腰掛けられる段差があると、水深が深くなりすぎず安心です。大人にとっても半身浴に便利ですよ。
浴室暖房乾燥機の設置もおすすめです。浴室暖房乾燥機を稼働させてアレルギーの原因になるカビを防ぎましょう。子育て時代はとかく洗濯物が多いので、浴室暖房乾燥機があれば季節・天気や時間にかかわらず、いつでも乾燥できて便利です。
最近はお風呂もトイレもおそうじラクなタイプが各メーカーから登場していますので、積極的に取り入れたいものです。こうした設備は総じて水のムダ使いを防ぐ設計がなされていますので、水道代の節約など家計の点でもうれしいところ。
洗面台は子育て中なら、幅・深さともに寸法にゆとりがあることに越したことはありません。バケツを使わなくても、汚れた靴や衣服など、洗濯機にかける前の浸け置きができます。
■水まわりの家事動線で効率アップ!
設備だけでなく動線計画も安全面・時短にとって重要です。
もっとも効率がよいのは、キッチン-洗面所-お風呂を1直線上に並べる動線計画。
水まわりがコンパクトになるので、大いに時短に役立ちます。キッチンの隣の洗面所に洗濯機を配置すると、調理中でも洗濯や乾燥が終わった電子音が聞こえるので、さまざまな作業を同時進行的にスムーズに行えます。
洗濯について言えば、ランドリーと洗面・脱衣室、そして外干しができるバルコニーが直結した動線も定番です。さらに取り込んだ洗濯物を畳むスペース、家族共有のウォークインクローゼットなど「片付ける」ことも合わせて熟考したいものです。
大幅なリフォームが難しい場合は、キッチンのそばにアイロン掛けや洗濯物を畳めるユーティリティをつくるだけでも、ぐっと使い勝手が向上します。
家事動線に決まりきった正解はなく、どんな動線が使いやすいかはライフスタイルや家族構成によって異なります。
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